当協会では、高齢者、障がい者、利用に不慣れな方を含め、ウェブサイトを利用する全ての人々が、
心身の機能や利用する環境に関係なく、情報やサービスを利用できる8341(やさしい)ウェブ世界の実現を目指して活動しています。
私たちはその実現を目指して、ウェブアクセシビリティの啓もう活動に取り組んでいます。
行っている主な事業としては、ウェブサイトのJIS X8341-3:2016適合診断・試験やその結果に基づいた改修方法のレクチャー、サポート、
ウェブアクセシビリティの調査や啓もう活動を行っています。
一般社団法人 日本ウェブアクセシビリティ協会 代表理事 木下晋吾氏(写真左)
また、世の中へのウェブアクセシビリティの啓もう活動の1つとして、「いのちにかかわる情報のアクセシビリティ」というプロジェクトに取り組んでいます。
当協会は、事前に避難場所や避難経路を知ることで、自力で避難することの手助けや、いのちを守ることにつながると考えています。
しかし、避難情報が掲載されていない場合が多く、また、掲載されていても、心身の機能や利用する環境に制限されれば、命に関わる情報を読み取ることができません。ウェブアクセシビリティに対応していないことで一部の利用者しか情報を読み取ることができなくなります。 それらを少しでも軽減できるように、当協会では、施設の避難情報を始め、災害情報など「命に関わる情報」のアクセシビリティの調査、報告、改修を行う「いのちにかかわる情報のアクセシビリティ」プロジェクトを発足し、より安心な情報アクセシビリティの推進に努める活動をしています。
ウェブサイトのアクセシビリティの対応度合いを確認するために、別のあるチェックツールを使っていました。
そのツールに不満等はなかったのですが、アクセシビリティに関する情報収集をしていたときに、「ISSO」のことを知り、
お話を伺ったのが導入のきっかけです。
お話を伺い、実際に利用してみて、基本的なウェブアクセシビリティのチェックが容易かつスピーディに出来ることが分かりました。
ウェブアクセシビリティの知識がない人でも、確認したいサイトのURLを入力して、チェックするアクセシビリティの規格、レベルを選択するだけで、簡単にチェックすることができました。
また、オンライン上での利用になるため、PCの機種や環境に依存がなく利用でき、ツールのインストールや設定等も必要なく、簡単に使い始めることができるのも便利に感じました。
現状では、ISSOだけでチェックを完結することはできず、どうしても人の手で確認する部分があるので、そういった部分もチェックできるようになったら、さらに便利になると思います。
昨今、SDGsが世の中に浸透してきています。ウェブアクセシビリティも世の中への認知・浸透を目指して、誰もが不自由なく生活できる社会の実現に向けて頑張っていこうと思います。
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